◆教育目標(教育理念)
◎豊かな人間性を培う
具体的な子ども像として、「自ら考え、自ら学び、自ら行動する子ども」の育成を目指す。
<めざす子ども像>
1. 自ら考えて学習する子
2. 友と助け合って活動する子
3. 心も体も健康な子
「自ら考え、自ら学び、自ら行動する子ども」
1.個性的で創造的な行動ができる子ども
(自分らしさや主体性を失うことなく行動できる)
2.協調的で愛情のある行動ができる子ども
(自分や相手を尊重し、頼り、頼られる関係が築ける)
◆スクールデータ
住所: 〒186-0004 国立市中2-6
電話: 042-575-0010
アクセス: JR 国立駅 徒歩10分
校長先生: 佐藤純一 先生 学校HP: こちら
創立: 1926年
昼食: 弁当、希望者は弁当を注文することができます。
制服: あり
児童数: 570名
募集人数: 男女105名 (内部進学者約25名含む)
◎ 特徴
■ 学習指導
○ 教科担任制
本学園の特長である「教科担任制」は、質の高い授業を多面的、継続的に実践できるだけでなく、一人の子どもを複数の教師の目で見守り、評価できるという利点があります。教師は、日常的にあるいは学年会、子どもを語る会を通じてさまざまな視点から情報交換し、一人ひとりの子どもを理解することに心がけています。
○ 芸術科目に教科担任制を導入。豊かな感性を育みます。(1~3年生)
1年生から部分的ですが教科担任制がスタートします。国語、算数、生活、道徳、しらかばの時間は学級担任が担当し、芸術科目の音楽、図工、体育、そして、英語、読書の学習はそれぞれの専任教師が担当。
○ 全教科で教科担任制を実施。学ぶ意欲を育てます。(4~6年生)
4年生からは、すべての教科を専任の教師が受け持ちます。さらに、5・6年生の算数と6年生の国語は、二人の専任教師が担当。よく考え、自ら学ぼうとする意欲を持った子どもを育成していくことに主眼を置き、質の高い授業が展開されます。
■ 進学指導
○ 習熟度別特別授業
6年生の11月から1月までは、中学受験に向けて習熟度別クラスを編成し、特別時間割で授業を行います。これは、受験のためだけでなく、自分を見つめ、より自分に合った学習を展開していくことを目標としています。
○中学校訪問
6月、9月、1月に実施。卒業生の進学先中学校を訪問し、学校の特色や卒業生の状況を把握。訪問して得た情報を分析、検討することで進学先中学校決定の資料とします。
○ 児童面接
気になる児童とは、担任が声をかけ面接を行います。
5年生からは学期毎に、担任が児童全員と面接を行います。
6年生一人ひとりに校長自ら受験にのぞむ心がまえを指導します。
○ 保護者面談
全学年で学期毎に担任と教科担当者と実施しています。6年生になると子どもの希望や可能性を確認し合いながら、進学先の決定に導く進学相談を行います。
○ 子どもを語る会
本学園では、教科担任制により複数の教師が一人ひとりの子どもとかかわっています。そこで、学期に一回、子ども一人ひとりに対して、担当しているすべての教師が意見を述べる「子どもを語る会」を全学年で実施しています。一人ひとりについての情報を教師間で共有し、今後のかかわり方に活かすことが目的です。
○ 卒業生進学データ
本学園は、多くの子どもたちが国立・私立中学校、中等教育一貫校を受験します。その実績は毎年立派な結果となっています。本学園での6年間の学びの成果が、毎年の実績に結びついています。
【 過去5年間の中学合格状況(50音順) 】
◎ 特色
○ しらかばの時間
週一回のしらかばの時間では、学期ごとにクラスで取り組む目標を話し合ったり、クラスの中で困っていることや問題になっていることをじっくり話し合ったりします。時には、クラスの雰囲気作りのためや友だちとの交流をより活発にするために、楽しいゲーム大会やスポーツ大会を企画して、実施することもあります。
また、5、6年生では、定期的に道徳の授業として活用しています。
○ 朝の過ごし方
火曜日は、全校児童が集まって朝会をします。木曜日には、集会委員会や図書委員会の子どもたちが企画した「児童集会」があります。2学年ずつが集まってゲームをしたり、読書クイズを出したりして、交流を深めます。また、他の曜日は、クラスごとに体育館や校庭でレクリエーションをしたり、読書をしたり、1分間スピーチをしたりなど、クラスによって様々な過ごし方をしています。
○ 特別活動
現在、16のクラブと11の委員会が活動しています。委員会では、学校生活をより活性化させるために、イベントを企画したり、ポスターで呼びかけたりしながら、活動を積極的に実行しています。また、クラブは活動の舞台をさらに広げ、国立市の大会に参加したり、私学のイベントに参加したり、各種大会に出場したりするなどして活躍しています。まさに、自ら行動する子どもたちが育っています。
■ 歩み
教育における環境の重要性を認識していた本校創立者堤康次郎は、当時、東京商科大学(現一橋大学)の移転計画に合わせて開発が行われていた国立の地に、整然とした道路網と四季折々の自然が美しい街路樹を配し、落ち着いた景観の学園都市建設を実現しました。また、自らも学校設置者として、「個性を伸ばし、自由と創造を尊び、文化の建設に役立つ人間を育成する」ことを理念に、1926年、国立学園小学校を創立しました。その後、二代理事長の堤清二が「豊かな人間性を培う」を掲げ、今日に至ります。
その間、1974年4月からは「4年生以上全教科担任制」導入。また1992年からは他校に先駆けて完全学校週5日制を実施するなど、現状に甘んじることなく、教育体制や制度改革に積極的に取り組んできました。
2026年、国立学園小学校は創立100周年を迎えます。
私たちは決意を新たにし、これからも21世紀を自ら考え、自ら学び、自ら行動する子どもたちの育成に全力を尽くしていきます。
木のぼり自由
校庭には、たくさんの木があります。どの木も、木のぼりは自由です。もちろん、自分の力に合わせた木を選んで、子どもたちは自由に木のぼりをしています。桜、キンモクセイ、イチョウ、ツバキ、マテバシイなど、のぼりたくなる木がたくさんあります。
木のぼりは、意外にも女の子に人気があります。
虫取りもできる
夏になると、クヌギや桜の木で、カブトムシやクワガタを採ることができます。朝早く登校して、木にどんとぶつかると、カブトムシやクワガタが上から落ちてきます。採れた虫を教室で飼っている子もいます。もちろん、限られた数の虫たちですから、観察が終わったら木に返してあげています。
しらかば合唱団
「しらかば合唱団」は、3年生から6年生までの有志による合唱団です。合唱団の子どもたちは、毎日中休みになると、音楽室に集まって、歌声を響かせています。
日頃の練習の成果を発表する場がいくつかあります。
毎年、春は国立市が主催する「くにたちさくらコンサート」に出演しています。
夏には、NHK全国学校音楽コンクールの東京都コンクール」に参加し、秋には、東初協音楽祭「さあ、はじめよう」に毎年出場しています。
新聞委員会
月に1度のペースで発行している「がくえんタイムズ」は、新聞委員会の子どもたちが作っている校内新聞です。社会・文化部と編集部に分かれて、記事集め、取材から編集、制作まで担当して作成しています。毎年のように、各種の学校新聞コンクールで賞をいただいています。
対外試合
野球部は、国立市の軟式少年野球リーグに加盟し、春と夏にリーグ戦に参加しています。
4年生から6年生までの総勢30名ほどの部員が、学年ごとのリーグに分かれて試合を行います。中には、女子も数名参加をしています。「国立学園」のユニフォーム姿で試合に臨んでいる子どもたちの姿はたくましく感じます。
また、毎年11月には、私学の大会があり、こちらには、野球だけではなく、サッカー,バスケットボール,バドミントンの各クラブの子どもたちが、日頃の練習の成果を発揮するために参加しています。
運動会
「組み立て五段銅像・騎馬戦」
3クラス対抗の運動会は、大変盛り上がります。5,6年生は、男女合同で、組み立て体操を行います。小学校ではめずらしい五段銅像にも挑戦します。また、5,6年男子の団体競技は、騎馬戦です。本校の騎馬戦は、帽子取りやはちまき取りではなく、相手の騎馬を倒すまで戦います。
こうした力技を行えるのも、低学年からの体育での積み重ねがあってこそです。
運動会
「スターターも子どもたち」
徒競走のスターターも5,6年生の子どもたちが行います。ピストルを持ち、「位置について、よーい、」スタート。スターターになった子どもにとっては、緊張もしますが、晴れがましい一瞬でもあります。また、競技で使う道具の準備や得点の集計までも、子どもたちが責任を持って行います。運動会を裏方でも支えているのは5,6年生の係の子どもたちです。
しらかば祭(学習発表会)
毎年2月に行われるしらかば祭は、1年間の学習の総まとめとしての学習発表会です。発表は、舞台での発表と展示発表があります。舞台発表は、1年生は音読、2年生は歌唱、3年生は朗読、4年生は合奏、5年生は合唱、6年生は総合発表です。
クラス全員での発表もあれば、学年全員での発表もあります。みんなでの発表は心が一つになります。
展示発表は、1年生から6年生までの図工の作品と、各教科の作品の展示があります。また、クラブ活動や委員会活動の発表もあります。